【株を買うときに役立つシリーズ 17】決算

株を買うときに役立つシリーズ



<strong>いっぱん</strong>
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こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は「決算」についてのお話しです。
初心者の方向けに解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。


・シリーズ①はこちら(ROEとROA)

・シリーズ②はこちら(自己資本比率)

・シリーズ③はこちら(PERとPBR)

・シリーズ④はこちら(配当利回り・配当性向・増配期待)

・シリーズ⑤はこちら(時価総額と投資スタイル)

・シリーズ⑥はこちら(連続増配年数)

・シリーズ⑦はこちら(不正をした企業に投資しない)

・シリーズ⑧はこちら(株主構成)

・シリーズ⑨はこちら(必要な株を買う)

・シリーズ10はこちら(海外売上高比率)

・シリーズ11はこちら(騰落レシオ)

・シリーズ12はこちら(セグメント情報)

・シリーズ13はこちら(SOX指数とVIX指数)

・シリーズ14はこちら(株式分割)

・シリーズ15はこちら(流動資産とネットキャッシュ比率)

・シリーズ16はこちら(仕手株には手を出さない)


はじめに


 株式投資をしている以上、避けて通れないのが「決算発表」です。

 決算発表は、会社が経営状況を公表するもので、3ヶ月毎に年4回行われます。超重要イベントであり、その会社に投資する上での判断材料がまとめられています。

 しかし、「数字が多くて見る気がしない」、「何を見れば良いのか分からない」という理由で、決算内容を確認しないという人も少なくありません。

 本記事では、決算内容を完璧に理解することを目的とせず、投資判断に必要なポイントだけを整理するという考え方で、決算内容の見方を解説します。


決算は会社の成績表


 決算を一言で言うと、会社の成績表です。

 学校の成績表を思い浮かべると、

  • 点数(数字)
  • 前回との比較
  • 得意・不得意

 を見ることで自らの状況が分かります。

 決算も同じで、

  • 売上や利益という数字
  • 前年・前回との比較
  • どの事業が好調か

 を見ることで、会社の状態を把握できます。


見るべき内容など


 決算内容からは多くのことが確認できますが、最初から全て理解しようとすると、確実に挫折します。

 これは、家計簿を完璧につけようと意気込んだ結果、三日坊主で終わるのと同じです。

 まずは、経営状況がどの程度伸びているか、大幅に悪化していないかなど、全体感をつかむだけで十分です。


最低限見るべき3つの数字

① 売上高:収入の大きさ

 売上高は、会社がどれだけ商品やサービスを売ったかを示します。

 イメージとしては、給料の額面に近い存在です。

  • 前年より増えているか
  • 大きく減っていないか

 などを確認します。


② 営業利益:手元に残るお金

 営業利益は、売上から必要な経費を引いた後に残るお金です。家計で言えば、給料から生活費を引いた後のお金に近いです。

 売上が伸びているのに営業利益が減っている場合は、

  • 原価上昇
  • 人件費などのコスト増加

 といった要因が考えられます。


③ 営業利益率:効率の良さ

 営業利益率は、売上のうち、どれだけ利益として残せているかを示します。

 これは、同じ給料でも貯金ができる人とできない人の差のようなものです。

 利益率が安定、または改善している企業は、事業運営が比較的うまくいっていると言えます。


決算内容の確認方法について

 ここまでで、「どの数字を見るか」は整理できました。

 では、実際に確認してみましょう。今回は「株探」で確認していきます。


【出典:株探】


 こちらは明治ホールディングスの内容です。2026年3月期の業績予想2025年3月期の実績を比較すると、売上高・営業利益・営業利益率の全てが伸びていることが確認できます。

 では、その後の決算内容から実際の経営状況を確認してみましょう。


【出典:株探】


 2026年3月期の第2四半期(2025年4月から9月)までの実績と、前年同期(2024年4月から9月)の実績を比較すると、売上高は伸びているものの、営業利益が減少してしまっていることが分かります。

 家計に置き換えれば、給料は1万円上がり、生活費は2万円上がったといった具合です。


 このくらいの確認であれば、そう難しくはないですよね。


決算発表時の注意点


決算が良くても株価が下がる理由

 初心者の方が戸惑うポイントです。

 「決算が良い=株価が上がる」とは限りません。

 市場の期待が過度に高い場合は、好決算でも株価が大きく下がることがあります。


決算プレーについて

 決算発表後の値動きに期待して事前に仕込むことを、決算プレーと言います。

 決算発表後に株価が上昇すると予想し事前に買いを入れる、逆に株価が下落すると予想し事前に空売りを入れる、といった具合です。

 決算発表後は株価の値動きが大きくなりやすいので、注意が必要です。


決算カレンダーの確認は必須

 決算発表日を事前に知っているかどうかで行動が大きく変わります。

 決算発表日を知らずに「気になっていた銘柄を買ったら、その日が決算で翌日に急落した」ということも起こり得ます。

 決算カレンダーはマネックス証券で確認!


【出典:マネックス証券】


 このように、決算発表日がカレンダーで管理されており、非常に便利です。また、銘柄名や銘柄コードから検索することもできます。

 ちなみに2月2日をクリックすると…、


【出典:マネックス証券】


 その日に決算発表を予定している銘柄の一覧を確認することができます。

 決算発表の予定時刻まで確認できるのがいいですね!


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慣れてきたら確認しよう


一時的な数字に注意する

 決算には、毎年は出ない数字が含まれることがあります。

  • 補助金
  • 為替差益
  • 資産売却益など

 これは、臨時収入があった月の家計に近いものです。

 翌年も同じとは限らないため、本業の数字を中心に見ることが重要です。


決算短信の文章部分も読んでみる

 決算の数字だけを見て終わるのはもったいないです。

 決算短信の文章部分には、

  • 何が良かったのか
  • 何が課題か
  • 会社がどう考えているか

 が簡潔に書かれています。


対通期進捗率を確認する

 対通期進捗率とは、会社の経営予想に対して、現在どの程度の進捗度合いかを表したものです。

 実際に見てみましょう。


【出典:株探】


 またもや明治ホールディングスの内容です。

 こちらは第2四半期の状況であるため、進捗率は50%に達していることが望ましいのですが、現在の進捗率は47.6%となっています。

 会社によっては季節性などの要因もあるため、第2四半期で必ず50%に達していなければならない訳ではありませんが、明治ホールディングスについては、前期および前々期ともに50%に達していたため、今期は目標の達成が出来るのか注目です。


 このように、決算内容には比較して初めて意味が出るものもあります。

  • 過去の自社決算
  • 同業他社

 と比べることで、

  • 成長しているか
  • 出遅れているか

 が分かります。



まとめ


  • 決算は会社の成績表
  • 最初は売上・営業利益・利益率だけ見ればよい
  • 決算プレーは慎重に
  • 決算日を把握しておくことが大切
  • 慣れてきたら確認項目を増やしてみる

 決算内容の確認は、慣れれば簡単な作業になります。


※本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。皆様が落ち着いて投資判断を行うための一助となれば幸いです。


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この記事を書いた人
いっぱん

 株式投資が好きな一般人のブログです。
 株式投資歴は10年程ありますが、2022年頃までは大した勉強もせず、塩漬け銘柄をいくつか作っていました。
 その後、一念発起で勉強を始めて、年間100万円を超える利益を出せるようになりました。
 毎日、株式市場のニュースをチェックする中、役に立つ情報を発信したいと思うようになり、ブログを書いています。
 本ブログを、多くの方に見てもらえるものにしていきたいです。

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