
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は「仕手株(してかぶ)」についてお話しします。
仕手株の特徴と見分け方、初心者の方が注意すべきポイントを解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
・シリーズ①はこちら(ROEとROA)
・シリーズ②はこちら(自己資本比率)
・シリーズ③はこちら(PERとPBR)
・シリーズ④はこちら(配当利回り・配当性向・増配期待)
・シリーズ⑤はこちら(時価総額と投資スタイル)
・シリーズ⑥はこちら(連続増配年数)
・シリーズ⑦はこちら(不正をした企業に投資しない)
・シリーズ⑧はこちら(株主構成)
・シリーズ⑨はこちら(必要な株を買う)
・シリーズ10はこちら(海外売上高比率)
・シリーズ11はこちら(騰落レシオ)
・シリーズ12はこちら(セグメント情報)
・シリーズ13はこちら(SOX指数とVIX指数)
・シリーズ14はこちら(株式分割)
・シリーズ15はこちら(流動資産とネットキャッシュ比率)
はじめに
株式投資をしていると、「短期間で株価が急騰している銘柄」、「SNSや掲示板で急に話題になっている銘柄」を見かけることがあります。
こうした銘柄の中には、「仕手株」と呼ばれるものが含まれている場合があります。
仕手株は一見すると大きな利益を狙えそうに見えますが、実際には初心者の方ほど損失を被りやすい銘柄でもあります。
本記事では、
- 仕手株とは何か
- どんな特徴があるのか
- なぜ危険と言われるのか
- チャートから分かるポイント
について、初心者の方向けに分かりやすく解説します。
仕手株とは?
仕手株とは、特定の投資家グループ(仕手筋)によって、意図的に株価が吊り上げられている銘柄のことを指します。
一般的な流れとしては、
- 株価が安いうちに株を買い集める
- 出来高や値動きを作り、注目を集める
- 個人投資家が集まってきたところで売り抜ける
といった形で利益を狙います。
このため、企業の業績や本来の価値とは関係なく株価が動くケースが多いのが特徴です。
仕手株の主な特徴
仕手株には、いくつか共通した特徴があります。
- 短期間で株価が急騰する
- 出来高が急激に増加する
- 時価総額が小さい銘柄が多い
- 「〇〇関連」「思惑」など、根拠が曖昧な材料で上昇する
- 上昇後の下落が非常に速い
特に、値動きの派手さに対して裏付けが乏しい点には注意が必要です。
なぜ仕手株は危険なのか?
仕手株が危険と言われる最大の理由は、個人投資家が不利になりやすい構造にあります。
- 高値で買ってしまいやすい
- 売りたい時に売れないことがある
- 判断が一瞬遅れるだけで大きな損失になる
「まだ上がるかもしれない」という期待が、結果的に逃げ遅れにつながるケースは少なくありません。
仕手株の見分け方(チェックポイント)
仕手株を完全に見抜くことは難しいですが、以下のポイントは必ず確認したいところです。
- 株価上昇に見合う業績やIRがあるか
- 出来高の急増が一時的なものではないか
- SNSや掲示板で過度に煽られていないか
- 「なぜ買うのか」を自分の言葉で説明できるか
理由を説明できない上昇は、警戒すべきサインと考えた方が無難です。
仕手株のチャートを見てみよう
ここまで仕手株の特徴を解説してきましたが、実際の値動きをチャートで確認すると、その特徴がよりはっきり分かります。

こちらは大黒屋ホールディングス(6993)の日足チャートです。
前述した「仕手株の流れ」が綺麗に出ています。
①株価が安いうちに株を買い集める
②出来高や値動きを作り、注目を集める
③個人投資家が集まってきたところで売り抜ける
※因みに、チャート内「③」の1ヶ月後くらいに株価が急騰していますが、これは好材料が発表されたためです。
仕手株のチャートには、次のような傾向が見られます。
・短期間で急角度に株価が上昇している
・出来高が不自然に膨らんでいる
・上昇後、ほぼ同じスピードで急落している
業績成長による株価上昇であれば、比較的なだらかなトレンドになりやすい一方、仕手株では「上がるのも下がるのも一瞬」という極端な動きになりがちです。
仕手株のチャートを見ると、初心者の方が陥りやすい失敗パターンが見えてきます。
・上昇途中で飛び乗ってしまう
急騰している最中に「まだ上がる」と判断し、高値で買ってしまうケースです。
・利確や損切りの基準を決めていない
値動きが速いため、判断が遅れると一気に含み損になることがあります。
・チャートの一部だけを見てしまう
直近の上昇だけを見て、過去の出来高や値動きを確認していないケースも多く見られます。
・成功体験を過信してしまう
一度うまくいくと、同じ感覚で次も取れると考えてしまいがちですが、仕手株には再現性がほとんどありません。
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まとめ
仕手株は、短期間で大きく上昇することがある一方で、
- 企業価値とは無関係に動く
- 高値掴みのリスクが高い
- 下落時のスピードが非常に速い
といった特徴があります。
チャートや話題性だけに流されず、「なぜ上がっているのか」を事前に考えることが、仕手株に振り回されないための重要なポイントです。
※長期的な資産形成を目指すのであれば、仕手株には手を出さないのが賢明です。
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