
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は「株式分割」についてのお話しです。
株式分割をした銘柄は「買い」なのか…、一緒に探っていきましょう。
ぜひ最後までお付き合いください。
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株式分割とは?
株式分割とは、企業が発行している株式を、一定の比率で分割することです。
たとえば「1株を2株に分割」すると、株数は2倍になりますが、会社の価値自体は変わりません。
【具体例】
- 分割前:
株価 2,000円 × 100株 = 20万円 - 1株→2株に分割後:
株価 1,000円 × 200株 = 20万円
👉 資産価値は変わらない、というのがポイントです。
なぜ企業は株式分割をするのか?
企業が株式分割を行う主な理由は次の通りです。
① 投資をしやすくするため
株価が高すぎると、投資がしづらくなります。
分割によって最低投資金額が下がり、個人投資家が買いやすくなります。
② 株主数の増加を狙うため
投資しやすくなることで株主が増え、流動性(売買のしやすさ)が向上します。
③ 株価水準の調整
株価が上がりすぎた場合、「心理的に高い」と感じられるのを避ける目的もあります。
株式分割後の株価はどうなる?
ご覧いただいている方々が気になるのは、おそらくこちらの内容ではないでしょうか。
株式投資についての書籍やインターネット上での検索結果を見ると、「株式分割後は株価が上がる」という内容を目にします。
しかし、当然ですが、分割を行なった銘柄全てが株価を上げるわけではありません。
(例)
・「A商事」の株価は100株50万円である。1対5の株式分割を行い100株10万円となった。
この場合、投資家心理として以下のようなものが考えられます。

ここの株は高くて買えなかったのよね。
分割して買いやすくなったから、100株買うわ〜。
→【買い需要】

「いっぱん亭利確」
100株持っていたけど、分割で500株になったから、200株だけ利確しよう。
→【売り需要】
このように、買い需要と売り需要のどちらが多いかによって、その後の株価が決まります。
※株式分割後は信用取引の受給バランスが崩れることもあります。信用買いが大量に入り、需給が悪化して、株価を下げてしまうことも考えられます。
実際の値動きを確認してみましょう
ここでは実際のチャートを見て、株式分割後の値動きを確認してみましょう。
・カンロ(2216)

こちらは「カンロ」の1年チャート(週足)です。
画像中央の黒い矢印のあたりで、1対3の株式分割を行いました。
この銘柄は分割後に株価を上げましたね。
・パルグループ(2726)

こちらは「パルグループ」の6ヶ月チャート(日足)です。
画像左上の黒い矢印のあたりで、1対2の株式分割を行いました。
この銘柄は分割後に株価を下げています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
株式分割は投資がしやすくなる一方で、必ずしも株価上昇につながるわけではありません。
分割はあくまで「株数を増やす仕組み」であり、企業の価値や業績そのものが変わるわけではないためです。
分割のニュースだけに注目するのではなく、業績や配当、PERやPBRでの割安感・割高感、今後の成長性などもあわせて確認することが大切です。
本記事が、皆さまの投資生活の参考になれば幸いです。

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