
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回の内容は以下の通りです。
💡はじめに
・「美」と「投資」
そんなテーマにぴったりなのが、「ポーラ・オルビスホールディングス(4927)」です。
優待・高配当・堅実な財務体質を武器に、多くの個人投資家に選ばれているこの企業。今回は、その魅力と実力を株主優待・配当性向・財務分析の観点から深掘りしていきます。
🏢ポーラオルビスHDとは?
ポーラオルビスHDは、日本を代表する化粧品メーカーのひとつ。
中核ブランドのPOLA(高級路線)とORBIS(無添加・通販主軸)をはじめ、THREEやDECENCIAなども展開。
📝2025年6月16日現在の情報
・時価総額:3,051億円
・株価:1,331.5円
・PER:34.7倍
・PBR:1.84倍
・配当利回り:3.91%
・配当月:6月、12月
🎁株主優待の魅力
株主優待は、自社グループ製品と交換できるポイント制。権利確定日は12月末。
✅ 2025年現在の優待内容
- 100株保有で15ポイント(約1,500円相当)から
- 長期保有で最大120ポイント(約12,000円相当)まで
- カタログでPOLAやORBISの商品を選べる

✨自社ブランドの製品を体験できる優待は、美意識の高い投資家を中心に人気。実用性+ブランド力という二重の魅力があります。
💸高水準の配当性向と還元姿勢
ポーラオルビスは、配当性向100%を超える水準で配当を実施してきました。これは普通に考えれば危険な水準です。配当の推移は以下のとおりです。
年度 | 1株配当 | 配当性向 |
---|---|---|
2020年12月期 | 50円 | 約239% |
2021年12月期 | 51円 | 約96% |
2022年12月期 | 52円 | 約100% |
2023年12月期 | 52円 | 約119% |
2024年12月期 | 52円 | 約124% |
2025年12月期(予定) | 52円 | 約135% |
減配をしない株主重視の姿勢は好感が持てますが、この配当性向は心配になるレベルです。
📌配当性向100%超え=内部留保の取り崩し
利益以上の配当を出す場合、その原資は過去の蓄え=内部留保(利益剰余金)から支払われます。ポーラオルビスは、そうした対応ができるだけの体力を持っている企業とも言えます。
✅減配リスクは?
- 現在の現金水準・財務内容から見て、短期的には減配せずにやっていける
- ただし、利益の低迷が長引けば将来的には調整の可能性も
📊財務状況は?現金も内部留保も豊富
✅最新の財務情報(2024年12月末)
- 現金等残高:約473億円
- 利益剰余金(内部留保):786億円
- 自己資本比率:約82%
- 有利子負債:ほぼゼロ
- 「現金リッチ」&「(ほぼ)無借金」の企業です。
🤔なぜこんなに現金・内部留保が多いの?
📌主な理由
- 無借金の安定経営志向
- 設備投資の少ないビジネス
- インバウンド全盛期の蓄積利益
- 将来のM&Aや投資への備え
内部留保786億円は、過去の利益を着実に社内に残してきた結果であり、今後の不況耐性や戦略投資の原資として、大きな武器になります。
📍今後の課題と注目ポイント
- 国内市場の人口減少・競争激化
- インバウンド需要の不安定性
- 海外展開やEC戦略の出遅れ
- 低迷する業績(売上高は頭打ち、利益は減少)の改善
今後は、グローバル戦略・DX推進・ブランド刷新といった変化・対応が必要❓
✅まとめ:長期投資に向いた企業
ポーラオルビスHDは、
✔️ 実用的な株主優待
✔️ 高水準の配当
✔️ 豊富な内部留保
を兼ね備えた、「長期保有向け銘柄」です。
短期的な成長は限定的でも、「守りの資産」としてポートフォリオに組み込みたい1社です。
※投資は自己責任で行い、最新の情報を確認の上、判断してください。
🧴おまけ:「株主優待の使用感」
先日、ポーラオルビスからの優待が届きました。私はこれで2回目の取得です。
頂いたのはボディーソープで、おしゃれなボトルに高級感のある香り❗️
おかげで、素敵なお風呂時間を過ごせます😊

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