【株を買うときに役立つシリーズ⑤】時価総額と投資スタイル

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<strong>いっぱん</strong>
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こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は、株式投資初心者の方向けに、時価総額を意識した銘柄選定方法をお伝えします。


・シリーズ①はこちら(ROEとROA)

・シリーズ②はこちら(自己資本比率)

・シリーズ③はこちら(PERとPBR)

・シリーズ④はこちら(配当利回り・配当性向・増配期待)



株を買うときには「時価総額」をチェック!

 株を買うとき、多くの人はまず「株価が安いか高いか」を気にします。

 ただ、株価の数字だけを見ても、その会社の大きさはわかりません。

 そこで大切になってくるのが「時価総額(じかそうがく)」です。

 時価総額とは、株価に発行済株式数をかけたもの。簡単に言えば、市場がその会社をいくらで評価しているかを示す金額です。

 この時価総額を意識して株を選ぶと、リスクの大きさやリターンの性質、そして“その株がどのような値動きをするか”が見えてくるようになります。



大きな会社は、株価が安定しやすい。

 たとえば、トヨタやNTTのような時価総額が10兆円を超える大企業。こういった会社は取引する人が多く、株価が下がっても買い支えが入りやすい傾向があります。

 そのため、一度下がっても時間をかけて戻ってくることが多いのです。

 一方、時価総額が数百億円程度の小さな会社は、出来高が少なく、ひとたび売りが出ると株価が大きく下がることがあります。しかも、下げた後に元の株価まで戻ってこないケースも珍しくありません。

 これは、取引量が少ないために「売りたい人ばかりで買う人がいない」という状態が起きるからです。

 SNSなどで一時的に注目された小型株が、盛り上がりが終わると静かに消えていく…、そんなパターンを見たことがある人も多いでしょう。

 この“戻らないリスク”を知るだけでも、株の見方はかなり変わります。



小さい会社には夢がある。でも荒っぽい。

 もちろん、小型株には小型株の魅力があります。

 会社の規模が小さい分、業績が伸びれば株価が2倍、3倍になる可能性もある。だからこそ、「小型株は夢がある」と言われるのです。

 ただ、その分値動きも激しくなります。

 少し業績が悪化したり、話題性が落ちたりすると、株価はあっという間に下がってしまう。

 つまり、夢がある代わりに、リスクも大きいということです。

 時価総額が小さいということは、投資家が出入りできる“ドアの幅”が狭いということ。上がるときも早いけれど、下がるときも一瞬。

 この特性を知っておくことで、勢いで飛びつくリスクを避けやすくなります。



株価の数字だけでは会社の大きさはわからない

 株価が高い会社を見て「この会社は大企業なんだろうな」と感じたことはありませんか?

 逆に、株価が数百円の会社を見て「小さな会社なのかな」と思ったことがあるかもしれません。

 でも実際は、株価の数字だけでは会社の規模はわかりません。会社の大きさを正しく知るには、「株価」ではなく「時価総額」を見る必要があります。

 たとえば、

  • A社:株価1万円 × 発行株数1000万株 = 時価総額1000億円
  • B社:株価1000円 × 発行株数10億株 = 時価総額1兆円

 株価だけ見るとA社の方が大きく見えますが、会社全体の規模で見るとB社の方が10倍も大きいのです。

 つまり、「株価が高い=会社が大きい」ではないのです。あくまで“1株あたりの値段”にすぎない株価よりも、「時価総額=会社全体の評価額」を見ることで、その企業がどのくらいの力を持っているのかが見えてきます。

 株価に惑わされず、会社全体の大きさを意識する。

 それが、冷静な投資判断の材料になります。



「時価総額と投資スタイル」

 投資の目的によって、狙う時価総額のレンジは変わってきます。

  • 安定を重視する人:大型株(時価総額1兆円以上)がおすすめ。値動きがゆるやかで長期保有に向いています。
  • 成長を狙いたい人:中型株(1000億〜1兆円)を中心に。伸びしろと安定のバランスが取れています。
  • 短期で勝負したい人:小型株(1000億円未満)。上がるスピードも早いですが、下がるのも早いため注意が必要です。

 どのサイズを選ぶかを最初に決めておくと、リスクのコントロールがしやすくなります。

 特に小型株は、株価が戻らないこともあるので、ポートフォリオの中で比率を抑えたり、損切りルールを明確にしておくことが大切です。

時価総額の調べ方について

 「じゃあ、その時価総額ってどこで見られるの?」と思う人も多いはずです。

 調べ方はとても簡単で、証券会社サイトや株式情報サイトにも必ず載っています。

証券会社の銘柄ページで確認

 各証券会社の銘柄ページにアクセスすると、「株価」「PER」「PBR」などと並んで“時価総額”の欄があります。

 ここをチェックするのが一番手っ取り早い方法です。

 例として、マネックス証券では以下のように表示されます。

【マネックス証券より引用】


株探やYahoo!ファイナンスでもOK

 たとえば「株探(Kabutan)」で企業名や銘柄コードを検索すると、上部に「時価総額:◯◯億円」とはっきり表示されています。Yahoo!ファイナンスでも同じように確認できます。

 無料で見られるので、気になる銘柄を調べるときはまずここをチェックしましょう。

 株探では以下のように表示されます。

【株探より引用】



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まとめ

 時価総額は、会社の大きさを一目で知るための“地図”のようなものです。

 これを見ておくだけで、会社の規模感や、自分の投資スタイルに合致しているのかが分かります。

  • 大きい会社は、株価の値動きが比較的穏やかで、長く付き合いやすい。
  • 小さい会社は、株価の値動きが激しくなりやすいため、中・上級者向け。

 どちらが正しいという話ではありません。

 大事なのは、自分の投資スタイルに合った大きさの会社を選ぶことです。

 株価の数字だけにとらわれず、時価総額という“会社の規模感”を意識して投資する。

 それだけで、あなたの投資は一つ上のステージに進むはずです。


 本記事が、皆さまの株式投資について、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 「なんとなく難しい」が「少し分かったかも」に変わる。そんなきっかけになれますように。

 




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この記事を書いた人
いっぱん

 株式投資が好きな一般人のブログです。
 株式投資歴は10年程ありますが、2022年頃までは大した勉強もせず、塩漬け銘柄をいくつか作っていました。
 その後、一念発起で勉強を始めて、年間100万円を超える利益を出せるようになりました。
 毎日、株式市場のニュースをチェックする中、役に立つ情報を発信したいと思うようになり、ブログを書いています。
 本ブログを、多くの方に見てもらえるものにしていきたいです。

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