
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は「セグメント情報」についてお伝えします。
この情報を活用することで、ワンランク上の投資家になれるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
・シリーズ①はこちら(ROEとROA)
・シリーズ②はこちら(自己資本比率)
・シリーズ③はこちら(PERとPBR)
・シリーズ④はこちら(配当利回り・配当性向・増配期待)
・シリーズ⑤はこちら(時価総額と投資スタイル)
・シリーズ⑥はこちら(連続増配年数)
・シリーズ⑦はこちら(不正をした企業に投資しない)
・シリーズ⑧はこちら(株主構成)
・シリーズ⑨はこちら(必要な株を買う)
・シリーズ10はこちら(海外売上高比率)
・シリーズ11はこちら(騰落レシオ)
はじめに
株式投資をしていて、「この会社は何で稼いでいるの?」、「業績が良い理由・悪い理由はどこにあるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
そんなときに役立つのがセグメント情報です。セグメント情報を見ることで、企業の事業内容や強み・弱みをより具体的に把握できます。
この記事では、
- セグメント情報とは何か
- セグメント情報を見ると何がわかるのか
- 株を買うときにどう役立つのか
- セグメント情報の調べ方
を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
セグメント情報とは、会社の「稼ぎ方」を分解したもの
セグメント情報とは、企業が行っている事業を事業ごとに分けて開示した情報のことです。多くの企業は複数の事業を展開しています。
例えば、
- 製造業の会社
- 半導体製造装置向けの部品をつくる事業
- 自動車メーカー向けに部品を供給する事業
- 医療機器や精密機器を手がける事業
- IT・情報サービス系の会社
- 企業向けにシステムを開発・提供する事業
- クラウドやサブスクリプション型サービスの事業
- 広告・データ分析などの周辺サービス事業
といった形で区分されます。
セグメント情報を見ることで、「この会社はどの事業で売上や利益を生み出しているのか」がはっきりします。
セグメント情報で「どのような事業を行っているか」がわかる
会社名やイメージだけでは、実際の事業内容が分かりづらいこともあります。
セグメント情報を見ると、
- 主力となっている事業
- 会社が今後伸ばそうとしている事業
- 意外と知られていない収益源
などが見えてきます。
「この会社=この事業」という先入観を捨て、数字ベースで企業を理解できるのが大きなメリットです。
また、各セグメントごとの業績を見ることでわかることがあります。
売上高:どの事業が会社の土台か
セグメント別の売上高を見ることで、
- その会社における事業ごとの規模感
- 会社を支えている主力事業はどれか
が分かります。
売上は大きいが利益が出ていない事業、逆に売上は小さいが高収益な事業など、事業ごとの特徴の違いにも気づきやすくなります。
営業利益:どの事業が「稼げているか」
より重要なのが、セグメント別の営業利益です。
- 利益を安定して出している事業
- 売上はあるが赤字の事業
を比較することで、
- 収益力の高い事業
- 経営上の課題を抱える事業
がはっきりします。
会社全体の利益が好調でも、実は一部のセグメントだけが稼いでいる、というケースも少なくありません。
成長性:伸びている事業が見えてくる
過去数年分のセグメント情報を比較すると、
- 成長している事業
- 横ばいの事業
- 縮小している事業
が明確になります。
企業がどの分野に力を入れているのか、将来どの事業が柱になりそうかを考える材料になります。
株を買うときにセグメント情報が役立つ理由
業績悪化の原因を見極められる
決算が悪かった場合でも、
- 全事業が不調なのか
- 特定のセグメントだけが原因なのか
で、意味は大きく異なります。
一時的な問題なのか、構造的な問題なのかを、セグメント情報から判断できます。
成長テーマと結びつけて考えられる
半導体、インバウンド、防衛、DXなど、市場の成長テーマとどのセグメントが関連しているかを見ることで、「この会社はこのテーマの恩恵を受けられるか?」を具体的に考えられます。
将来の利益源を予想できる
今は赤字でも、
- 売上が伸びている
- 利益率が改善している
といったセグメントは、将来の主役になる可能性があります。
セグメント分析は、数年先を見据えた投資判断にも役立ちます。
セグメント情報の調べ方
セグメント情報は、証券会社の企業情報ページや、決算短信から調べることができます。
中でもおすすめなのが、マネックス証券です。
マネックス証券では、セグメント別の売上・利益などが色分けされたグラフになっており、非常にわかりやすくまとめられています。
以下は、実際の画面です。

⏫マネックス証券の「銘柄スカウター」から調べたい企業を検索し、「セグメント・海外」タブをクリックします。

⏫各セグメントごとの「売上高」、「利益」についてまとめられています(2025年3月期)。円グラフは売り上げ構成比。

⏫セグメントごとの業績推移が、色分けされた折れ線グラフでまとめられています(売上高)。売上が増えている事業、減っている事業が一目で確認できますね。

⏫事業別の利益推移が、色分けされた折れ線グラフでまとめられています。各事業について、増益傾向なのか減益傾向なのかを一目で確認できます。
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まとめ「セグメント情報を見ると会社が立体的に見えてくる」
セグメント情報を見ることで、
- どのような事業を行っている会社なのか
- どの事業が稼ぎ頭なのか
- 将来どこに期待できるのか
を具体的に把握できます。
株価やニュースだけで判断するのではなく、会社の中身を数字で理解するために、ぜひセグメント情報をチェックしてみてください。
皆様の投資生活が、より安心で豊かなものになりますように。


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