
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は、「株主構成」についてのお話です。
ぜひ最後までお付き合いください。
・シリーズ①はこちら(ROEとROA)
・シリーズ②はこちら(自己資本比率)
・シリーズ③はこちら(PERとPBR)
・シリーズ④はこちら(配当利回り・配当性向・増配期待)
・シリーズ⑤はこちら(時価総額と投資スタイル)
・シリーズ⑥はこちら(連続増配年数)
・シリーズ⑦はこちら(不正をした企業に投資しない)
💡はじめに:「株主構成とは?」
株主構成とは、その企業の株式を「どの種類の投資家が、どれくらいの割合で保有しているか」を示したものです。
企業の有価証券報告書や決算資料に必ず掲載されており、投資家が企業の安定性や支配状況を判断する際に役立ちます(各企業の株主構成は、「証券会社の企業ページ」や「株探」などで簡単に調べることができます)。
私個人の感覚ですが、時価総額が1,000億円を超えると似たような構成比になってくるので、主に、時価総額の低い小型株を選定するときに役立つ情報かと思います。
👀株主構成を実際に見てみよう
まず、株主構成に含まれるものを確認しましょう。
・創業者(税金対策のための資産管理会社も含む)
・経営陣
・自己株式(企業自身が保有)
・他企業(関連会社など)
・機関投資家(国内・国外)
・金融機関(銀行・信託銀行など)
・個人投資家
・証券会社(個人投資家が信用取引で買っている)
・政府、自治体
・アクティビスト
・その他
実際に株主構成を見てみましょう。

こちらは「ユニクロ」でお馴染み、ファーストリテイリングの株主構成です。
株探の「大株主」のタブから閲覧できます(赤い矢印)。
順番に見ていきましょう。
まず、赤い星の日本マスタートラスト信託銀行と日本カストディ銀行です。こちらは、日本の年金運用や投資信託での保有分となります。
「銀行」なので金融機関ではありますが、どちらかというと機関投資家の色が強いものとなります。
続いて、青い星についてです。「柳井正」氏は創業者であり、その他は柳井氏の資産管理会社となります。
次は緑の星についてです。「柳井康治」氏と「柳井一海」氏ですが、こちらは経営陣です。また、名字から察するに創業者の親族かと思われます。
続いてはピンクの星についてです。こちらは国外の機関投資家となります。
最後は黄色い星ですが、こちらは文字通り自己株式となります。会社の保有分です。
実際に見てみると、イメージしやすいですよね。
⚡️避けたい株主構成
こちらは、あくまで私個人の意見です。
・創業者が50%を超える割合で株式を保有
こちらの理由は「ワンマン経営になる恐れ」があるためです。
時価総額が100億円未満の会社で見かけることがありますが、会社が大きくなるに連れて、自然と保有割合が下がっていきます。
この会社がワンマン経営だというわけではありませんが、メディア総研(9242)は創業者が62%以上も株式を保有しています。時価総額が約25億円の小型株です。

・一族経営(同じ名字の人達ばかり)
こちらも同じような理由からです。
・経営陣で占められている
外部の意見が反映されにくくなる恐れがある。また、ガバナンスが弱くなりがちである。
※創業者のワンマン経営でも、一族経営でも、「稼げていれば経営に問題はない」という見方もあるので、この辺りは好みになります。
・アクティビストが大量に保有している
アクティビストとは?:企業に対して積極的に意見や提案を行い、経営改善や株主還元の強化を求める投資家のこと。「企業価値を高める → 株価が上がる → その株を売って利益を得る」という流れを狙って行動する。
有名なアクティビスト:「エリオット・マネジメント」、「オアシス・マネジメント」、「エフィッシモ・キャピタル・マネジメント」など。
アクティビストが企業の株を買い始めると、株価上昇期待により株が買われ、株価が上がります。この状態の時は問題ないのですが、問題はアクティビストが撤退した時です。
ある程度株価を釣り上げたら、株を売り、撤退することになると思いますが、そうなると株価が下落しやすくなります。
この、撤退のタイミングが分からないため、難しさがあるのです。
📝まとめ
株主構成は、大型株についてはそれほど気にする必要はありませんが、小型株を購入する際に意識してみると、新たな視点で銘柄選定を行えるかもしれません。
案外おもしろいと思いますので、ぜひ確認してみてください。
皆様の投資生活が、これから先も一歩ずつ実りあるものとなりますよう願っております。
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