
こんにちは、一般人投資家の「いっぱん」です。
今回は、数字で稼ぐ力を見抜いていきましょう。
📝はじめに
株を買うとき、「株価が上がっているから」「SNSで話題だから」という理由だけで決めてしまうことはありませんか?
もちろんそれも判断材料のひとつですが、数字で企業の力を見極められる指標を持っておくと、より確信を持って投資できるようになります。
今回はその中でも、企業の「稼ぐ効率」を測る代表的な指標である ROE(自己資本利益率) と ROA(総資産利益率) をやさしく解説します。
💡ROEとROAを一言でいうと?
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| ROE(自己資本利益率) | 株主から預かったお金(自己資本)をどれくらい効率よく増やせたか |
| ROA(総資産利益率) | 会社が持っている資産全体を使ってどれくらい利益を生み出せたか |
ここでは、何も理解していなくて大丈夫です😊
👀どれくらいの数値なら“良い企業”と言える?
ROEやROAは「何%以上なら買い」と断言できるものではありません。業種や企業の特徴によって、“ちょうどいい水準”は変わるからです。
それを踏まえたうえで、ざっくりとした水準をまとめると次のようになります。
・業種ごとのROE・ROA目安
| 業種 | ROEの目安ライン | ROAの目安ライン | 備考 |
|---|
| 総合商社(伊藤忠・三菱商事) | 10%以上で優秀 | 5%以上で優秀 | 高収益型の高配当セクター |
| 通信(NTT・KDDIなど) | 8〜10%で安定優良 | 4〜5%あれば健全 | 利益と配当が安定的 |
| 銀行・保険 | 5〜8%で十分評価対象 | 0.5〜1.0%でも高め | 多くの預金を集める(総資産が大きくなる)ためROAは低く出がち |
| 食品・生活必需品(花王など) | 8〜12%が目安 | 5%前後なら優良 | 景気に左右されにくい安定業種 |
| エネルギー・資源(INPEX 等) | 10%超なら良好 | 5%以上なら好調 | 原油などの市況で変動 |
| 製造業(自動車・機械) | 10%前後で健全 | 5%前後なら合格ライン | 景気によって振れ幅あり |
※あくまで “ひとつの目安” であり、業種ごとの平均と比べてどうか?を見るのが正しい使い方です。
⚔️実際に比較してみましょう【A社 vs B社】
ではここで、実際にA社とB社を比較して、ROEとROAの「見え方の違い」を確認してみましょう。
【表1】A社・B社の財務データ(前提)
| 項目 | A社(無借金・安定型) | B社(借入依存型) |
|---|
| 純利益 | 10億円 | 10億円 |
| 自己資本 | 100億円 | 50億円 |
| 総資産 | 100億円 | 400億円 |
| 借入金(負債) | 0円 | 350億円 |
【表2】ROE・ROAの計算結果
| 指標 | 計算式 | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| ROE(自己資本利益率) | 純利益 ÷ 自己資本 × 100 | 10 ÷ 100 × 100=10% | 10 ÷ 50 × 100=20% |
| ROA(総資産利益率) | 純利益 ÷ 総資産 × 100 | 10 ÷ 100 × 100=10%(高い) | 10 ÷ 400 × 100=2.5%(低い) |
【ここが重要!】
- ROEだけを見ると「B社のほうが優秀」に見える
- しかし、B社には多額の借入金がある
- そのためROAで見ると「A社のほうが効率よく稼いでいる」ことがわかる
つまり、“ROEが高い=優良企業”とは限らないということです。
📖まとめ
ROEだけを見るのは危険。ROAとセットで判断を!
ROEとROAは、どちらか一方だけを見るのではなく セットで考えるのが大切です。
✅ ROEは株主にとっての「お金の効率」
✅ ROAは会社の「総合的な稼ぐ力」
✅ 業種によって適正ラインは異なるため、業種ごとの“平均と比べる”ことが重要
✅ A社のような「安定して効率よく稼げる企業」を見つけられたら長期投資で安心
ROEとROAは、難しい投資指標というよりも「この会社って効率よく稼げているの?」を確認するためのチェックツールくらいの感覚で活用してみてください。
🎁おまけ
個人投資家から絶大な人気を誇る「KDDI(9433)」のROEとROAを見てみましょう。
| 決算期 | ROE(%) | ROA(%) |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 12.29 | 4.89 |
| 2025年3月期 | 13.21 | 4.42 |
| 2026年3月期(予) | 14.51 | 4.25 |
| 通信業の基準数値(参考) | 8〜10 | 4〜5 |
安定して高い数値を出していますね。人気の理由が伺えます。
ちなみに半導体関連銘柄の「ディスコ(6146)」の数値は以下のとおりです。
| 決算期 | ROE(%) | ROA(%) |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 27.64 | 20.48 |
| 基準数値(参考) | 15%以上で非常に優秀 | 10%以上で優秀 |
株価が上がるのも頷けます…😂
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